あのころ、グラフィティ
ゆさじは死んだ...









お葬式のときに泣き崩れて、優子さんに支えられていたマコちんの背中を見て、マコちんにとって、ゆさじがどんなに大切な友達だったか初めて気づいたんだ。


だから、マコちんが記憶喪失って聞いて、安心した。
マコちんのことだから、自分を責めるに違いない。





だけど、、、

思い出せないと言われると、、胸が苦しくなる。
ただでさえ、マコちんがマコちんじゃないのに...


ゆさじがいたことを忘れてほしくない自分がいる。......







目を開けたら、朝だった。
あのまま寝てしまった。...首が痛い。



下から声がする。



「...昨日のことで謝りたいと思って。」


多分マコちんの声。


「やっぱり昨日何かあったんだ!」


と、ねぇちゃんの声。


「まぁ...」

「ふーん...青春だねぇ青春。」

「いや、そうゆうんじゃないけど、......あの、、たまちゃんは?...」

「あ、そうだったね。待って、呼んでくるから。」


ねぇちゃんの足音があたしの部屋に近づく。
戸が開いた。


「あれ、起きてたの?...マコ来てるよ。...あんたに謝りたいって。下おりなよ。」

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