CAPTORS
曖昧な笑みを浮かべる希螺。

まだどこか納得がいってないようである。

「そんなにイヤなら、トレーニング行かなきゃいいんじゃないか?」

自分ははっきり言ってさぼりの常習だったということもあわせて伝える。

「でも……オレ……自分の力をどういう風に戦闘に使えばいいか、さっぱり検討つかないんだよ……そう考えると、やっぱやらなきゃなぁ……と……」

「堂々巡りだな」

そうだろ?と希螺が自嘲気味に笑った。

「ホントにイヤになったら逃げるかな……」

そしてポツリと呟いた。

「いいんじゃないか?それで」

「だな」

ようやく納得したようなすっきりした顔で希螺が大きく伸びをした。

教室のある校舎へと戻った二人を迎えたのは青筋を立てながら笑顔で待ちかまえていた二人の担任だった。

そしてその後、説教を延々と聞かされる羽目になったのは、当たり前といえば当たり前なのであった。
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