CAPTORS
「手っ取り早く片付けちゃったほうがいいかも。やな予感がする」

低い声で矢那がつぶやくと、レフィの表情が露骨に変化する。

「……矢那がそう言ったときは、決まってそうなるからなぁ……」

「何も言わないよりはいいでしょ?」

にっこり笑う矢那に、そりゃそうかとレフィも頷く。

そして、レフィの右手がふわりと持ち上げられる。

ボボッ

同時に現れたのは真紅の炎だった。

炎はまるで意志でもあるかのように、弧を描き動き出す。

「さっさと終わらせようか。それがきっと互いのためだ」

レフィが呟いたのと、炎が元種へと襲いかかっていったのは、ほぼ同時だった。

「いくぜっ」

レフィが元種へ向かってダッシュし、一気にその差を詰める。

しかし、元種もそれをよしとしないのか横に飛んで、レフィとの距離を保とうとする。

放たれた炎が元種を絡めとろうと蠢く。それは完全に元種を捕らえずとも、腕や足などを少しずつだが灼いていった。

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