CAPTORS
再度すまないと謝罪をしながらその紙にざっと目を通し、厳しい表情で少年の方を見やる。
「……これは、本当なのか?」
「室長に提出する報告書に、嘘書く勇気はオレにはありません」
きっぱりと少年が言い切ると、レフィは黙り込んでしまった。
「ちなみに聞くが、彼の力、どんなものか判るか?」
「……あのな、判るわけねぇだろ。今聞いて、今驚いてんだからよ」
「だよな~」
少年が、ははっと笑う。
レフィがジト目で少年を軽くにらんでから、ため息をついたその時だった。
ガラスの向こう側にいる希螺の指が微かに動いたように、レフィには見えた。
バンっと激しい音をたててガラスに手をつくレフィ。
「っ、驚かせるなよ……って、おい!レフラーナ?」
突然の音に驚いた少年の言葉はレフィには届いていなかった。
「……これは、本当なのか?」
「室長に提出する報告書に、嘘書く勇気はオレにはありません」
きっぱりと少年が言い切ると、レフィは黙り込んでしまった。
「ちなみに聞くが、彼の力、どんなものか判るか?」
「……あのな、判るわけねぇだろ。今聞いて、今驚いてんだからよ」
「だよな~」
少年が、ははっと笑う。
レフィがジト目で少年を軽くにらんでから、ため息をついたその時だった。
ガラスの向こう側にいる希螺の指が微かに動いたように、レフィには見えた。
バンっと激しい音をたててガラスに手をつくレフィ。
「っ、驚かせるなよ……って、おい!レフラーナ?」
突然の音に驚いた少年の言葉はレフィには届いていなかった。