CAPTORS
「おう矢那。帰ってたのか?」
レフィがその者の名を呼び、それが藤乃森矢那という人物だと希螺は理解する。
「うん。ちょっと探すのに時間とっちゃったけど、ちゃんと見つけてきたよ」
矢那はほほえみ手にしたものを希螺へと差し出した。
「コレ、キミのでしょ?」
「あ」
それを見て希螺が声を上げる。
矢那が差し出してきたものは、力を抑制する働きを持つ不思議な銀色の腕輪だった。
力を使う際に外したままてっきり壊れてしまったものだと思っていたため少し驚いた。
「これ……無事だったんだ……」
「もしかしていらないものだった?あんまり形のあるもの見つけられなかった中からほとんど唯一きれいに原型とどめていたやつなんだけど……」
小さく首を傾げる矢那。しかし希螺は首を左右に振ってそれを否定する。
「小さい頃からずっと使ってたやつだから少し複雑なところはあるけど……やっぱ嬉しいかな?ありがとう」
笑みを浮かべて見せると、矢那は何故か希螺同様嬉しそうな表情をして、希螺に腕輪を手渡した。
レフィがその者の名を呼び、それが藤乃森矢那という人物だと希螺は理解する。
「うん。ちょっと探すのに時間とっちゃったけど、ちゃんと見つけてきたよ」
矢那はほほえみ手にしたものを希螺へと差し出した。
「コレ、キミのでしょ?」
「あ」
それを見て希螺が声を上げる。
矢那が差し出してきたものは、力を抑制する働きを持つ不思議な銀色の腕輪だった。
力を使う際に外したままてっきり壊れてしまったものだと思っていたため少し驚いた。
「これ……無事だったんだ……」
「もしかしていらないものだった?あんまり形のあるもの見つけられなかった中からほとんど唯一きれいに原型とどめていたやつなんだけど……」
小さく首を傾げる矢那。しかし希螺は首を左右に振ってそれを否定する。
「小さい頃からずっと使ってたやつだから少し複雑なところはあるけど……やっぱ嬉しいかな?ありがとう」
笑みを浮かべて見せると、矢那は何故か希螺同様嬉しそうな表情をして、希螺に腕輪を手渡した。