CAPTORS
「いや……オレも気になるんだけど……」
「それだけ考えて思い出せないなら、多分今は無理なんじゃないかな?」
クスクスと笑う矢那がレフィから腕輪を受け取り再び希螺へと手渡す。
「そう、かなぁ」
それを受け取りながら、不満そうに希螺が口をとがらせる。
「そのうちふと思い出す事だってあるかもしれないしね。いま慌てる必要ないでしょ?
それより今キラ君がしないといけないのはもっと別のことだと思うなぁ」
にっこりと笑った矢那がグリグリと希螺の頭を撫で回す。
それに気づいたように春日が立ち上がる。
「やばい。隊長への報告を忘れていた」
そう言うなり、希螺のいる部屋を慌てたように飛び出していた。
「矢那、お前レイスのとこには寄らなかったのか?」
それを無言で見送ったレフィが不思議そうに矢那へ訊ねかける。
「え?寄ったけど、キラ君が起きたことは私も今知ったし~そのことはなんにも言ってないよ?」
「それだけ考えて思い出せないなら、多分今は無理なんじゃないかな?」
クスクスと笑う矢那がレフィから腕輪を受け取り再び希螺へと手渡す。
「そう、かなぁ」
それを受け取りながら、不満そうに希螺が口をとがらせる。
「そのうちふと思い出す事だってあるかもしれないしね。いま慌てる必要ないでしょ?
それより今キラ君がしないといけないのはもっと別のことだと思うなぁ」
にっこりと笑った矢那がグリグリと希螺の頭を撫で回す。
それに気づいたように春日が立ち上がる。
「やばい。隊長への報告を忘れていた」
そう言うなり、希螺のいる部屋を慌てたように飛び出していた。
「矢那、お前レイスのとこには寄らなかったのか?」
それを無言で見送ったレフィが不思議そうに矢那へ訊ねかける。
「え?寄ったけど、キラ君が起きたことは私も今知ったし~そのことはなんにも言ってないよ?」