CAPTORS
「カスガ、それ誰だ?」
春日の呼びかけに応えなかったもう一方の男が希螺を指差しながら訊ねかけてくる。
帽子の向こう側に見えたのは、深い緑の瞳。
「虎一、人にむかってそれなんて言うもんじゃない。彼はキラ。……研究協力者みたいなものだ」
春日は九龍と虎一と呼ばれる2人に自分をそう説明した。
「え~と、オレ柏木希螺っつうんだ。はじめまして」
CAPTORSとしては説明できない理由があるのだろうと直感し、とりあえずにっこり笑って自己紹介をしてみる。
「へぇ、カスガと同じくらいの年じゃねぇの?」
九龍が同じく笑顔でそう言った。
希螺をみるその瞳は琥珀色をしていた。
「くらいじゃなくて、同い年だぜ?」
珍しい色の瞳だなぁ、とは聞けず、とりあえず話を合わせる。
すると、九龍は珍しそうにへぇ~とつぶやいた。
「カスガと同じ生体研究部に所属するのか?あんま頭良さそうには見えねぇけど……」
「間違っちゃいねぇけど、すんなり肯定したくないなんかがあるぞ」
春日の呼びかけに応えなかったもう一方の男が希螺を指差しながら訊ねかけてくる。
帽子の向こう側に見えたのは、深い緑の瞳。
「虎一、人にむかってそれなんて言うもんじゃない。彼はキラ。……研究協力者みたいなものだ」
春日は九龍と虎一と呼ばれる2人に自分をそう説明した。
「え~と、オレ柏木希螺っつうんだ。はじめまして」
CAPTORSとしては説明できない理由があるのだろうと直感し、とりあえずにっこり笑って自己紹介をしてみる。
「へぇ、カスガと同じくらいの年じゃねぇの?」
九龍が同じく笑顔でそう言った。
希螺をみるその瞳は琥珀色をしていた。
「くらいじゃなくて、同い年だぜ?」
珍しい色の瞳だなぁ、とは聞けず、とりあえず話を合わせる。
すると、九龍は珍しそうにへぇ~とつぶやいた。
「カスガと同じ生体研究部に所属するのか?あんま頭良さそうには見えねぇけど……」
「間違っちゃいねぇけど、すんなり肯定したくないなんかがあるぞ」