CAPTORS
何か言いたげな春日だったが、矢那から声をかけられしょうがないというように、希螺に背を向けた。
「キラ、ちょっといいか?」
矢那から預かった鍵で部屋の扉を開けようとしている春日の後ろで待っていた希螺にレフィが囁きかけた。
引っ張られるままに少し離れたところへ移動すると、レフィは声をひそめる。
「お前に頼みたいことがあるんだが、いいか?」
「……オレにできることなら……」
曖昧にうなずいてみせると、レフィの視線が一瞬春日を捉える。
「……あいつの……春日の様子を見ていてほしいんだよ」
話の内容をいまいち理解できずに眉をひそめてみせるが、レフィの表情は真剣なものだった。
「あいつ、ちょっとヘンな癖があるからな……なにせ、このフロアにいるのはお前らだけだからお前に頼むしかねぇんだ」
「2人とも、部屋、開いたぞ」
「キラ、ちょっといいか?」
矢那から預かった鍵で部屋の扉を開けようとしている春日の後ろで待っていた希螺にレフィが囁きかけた。
引っ張られるままに少し離れたところへ移動すると、レフィは声をひそめる。
「お前に頼みたいことがあるんだが、いいか?」
「……オレにできることなら……」
曖昧にうなずいてみせると、レフィの視線が一瞬春日を捉える。
「……あいつの……春日の様子を見ていてほしいんだよ」
話の内容をいまいち理解できずに眉をひそめてみせるが、レフィの表情は真剣なものだった。
「あいつ、ちょっとヘンな癖があるからな……なにせ、このフロアにいるのはお前らだけだからお前に頼むしかねぇんだ」
「2人とも、部屋、開いたぞ」