王龍
「…へっ?」


和くんの声ではない、第三者の声が聞こえ、病室のドアを見る


「…修司さん………」


「よぉ。大丈夫け?…………あ。告白の邪魔してもうた」


………………………はい?


今さらですか?


「………あ、和くん、顔赤いで?」


「うっせぇ」


「照れてんの?和くん、可愛いとこあんねんなぁ………」


うちが、にんまりしながらいうと、慌ててそっぽを向いた和くん


ヤバい………超可愛い


「…それにしても凪瑠」


「ふぇっ?」


急に修司くんに声をかけられたから、変な声が出てしまった


「…ぷっ。まぁ、ええわ。で、何でお前………アソパソマソで起きたん?」


……………………そこ戻るんかい


「もう、その話しはええと。そういえば、王龍メンバーは大丈夫なん?」


「もちろんや。そんなやわじゃない」


………よかった


「一人重体やったけどな」


「えぇっ!?」


「ま、今はウザイくらい元気やし、大丈夫そうやで?」


「そうなん?誰や?めっちゃウザそうやんなぁ…」


「「ん?お前」」


「……………ひどっ」


しかも、二人声を合わせてやったし


うち、泣くわ………





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