フェンス

『そうなんだ…春斗は大丈夫なの?』

『あぁ俺は体だけは丈夫なんだ。

いけるか…?裕。』

『大丈夫。』

俺は春斗の手をつかみ立ち上がった。

これぐらいのことで…へこたれてなんかいられない。

みんなが待ってるんだ。

春斗ははしごを登りそっと蓋をずらした。

俺も後ろに続く―…


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