フェンス

パァァァァン―!!!

銃口から勢いよく弾が放たれる―…

『親父!!』

弾は親父の前に飛び出した俺の胸に直撃した―…

『裕!?』

親父が慌てながら地面に倒れていく俺の名前をよんでいる。

(死ぬのか俺…?

本当にこういうシーンってスローモーションになるんだなー…

すげぇ時間の流れがゆっくりに感じるー…

春斗の事信じきってたよ…

いや…今でも信じてる…)

ドサッー…

『大丈夫か!?裕!?』

(あれ…?)

俺は撃たれた部分を触る。

痛いが血は出てない―…

服をめくると…親父の部屋から拝借していた防弾チョッキに弾がめり込んでいた―…


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