フェンス
『春斗…』
後から駆けつけてきた秋斗さんは震えながら立ち尽くしている春斗を後ろから包み込むように抱き締め拳銃を奪った―…
『秋斗…?なんで…』
『さっきお前が拳銃を入れ替えたのに気づいてたんだ。
でもお前…迷ってただろ…?
入れ替えた俺の拳銃も近くに置いていった時にそう思ったよ。
…今まで気づいてやれなくてごめんなぁ…本当は助けてほしかったんだよな…?』
その言葉を聞き春斗は泣き崩れる―…
春斗は大切な人を守るためにずっと1人で戦ってきたんだ―…
『俺…兄ちゃん失格だな…』
秋斗は首を振る春斗の頭を優しく撫でながらこっちを向いた。