フェンス

『春斗君、今までどおりでいいよ。』

親父はポンポンと春斗の肩を叩く。

『綾紀さん…あの…ポケットに彩花からの手紙が入ってて…

あいつ俺達のために犠牲になる気なんだ…

時間稼ぐから現実世界に戻ってこの世界をdeleteしろって……

俺…やっぱり彩花を助けたい…

彩花を犠牲にして生きるなんてできない…

あんなひどいこと言われて、もしかしたら…この手紙も嘘かもしれない…

それでも俺はまだ彩花のこと…愛してる……』


< 158 / 238 >

この作品をシェア

pagetop