空に向かって叫ぶ言葉





靴から上履きに履き替え、私達がこれからお世話になる教室に向かう。



「どこだ?1-5は…」



周りをキョロキョロ見ながら教室を探す。
すると、萌己が指を指しながら大きな声で「あった!」と言うと同時に教室に向かって走り始めた。



すると、萌己が床に倒れた。



「萌己大丈夫?」


「ごめんなさいね。…でも、学校では走っちゃ行けませんよ」


「はい」




誰だったんだろ。
学校の先生かな?


そんな事を思いながら、教室に入った。


みんな新しい仲間と話していた。
まるで、初めて会ったとは思えないほど、仲良くはなしをしていて騒がしかった。



でも、1人だけ腕を組んで目付きの悪い顔をしている女の子がいた。


それは、さっき玄関で私に舌打ちをしてきた女の子だった。



自分の席を探し、座る。




チャイムがなり、先生が入ってくる。



「はじめまして。今日から1-5の担任をします。糟谷奈未(かすやなみ)です。よろしくね」



担任の自己紹介も終わりクラス全員の自己紹介にはいった。
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