空に向かって叫ぶ言葉
次々といろんな人達が自己紹介をしていく。
でも、そんなの耳に入ってなんか来なかった。
私は、さっきからあの女の子がきになっていたからだ。ぼーっとしてると自分の番が回ってきた。
私が立つと同時にクラスの男子達が私の方を見てこそこそ話をしはじめる。
そんな行為を無視して私は自己紹介を始めた。
「谷川怜衣(たにがわれい)です。よろしくお願いします」
私の自己紹介が終ると拍手が教室に響く。
だけど、あの女の子は拍手をしないでずっと前を向いたままだった。
一通り全員の自己紹介が終ると、糟谷先生が
「廊下に並んでください。入学式行きますよ。」
私達は、糟谷先生の言う通りに出席番号順に並んだ。
体育館には、大勢の保護者と2・3年生の先輩が座っている。
私達は、先生の後に続き一年生が座るイスに座った。
それから、1時間位かけて、学校長の話…長々と話を聞き、入学式を終えた。