なんでも屋 神…第二幕
マコさんと一緒にやって来たのは、神君の事務所から少し離れた所に在る、ひっそりとした佇まいのパスタ屋さん。
外壁の下半分だけに屋根と同色の、赤茶色な煉瓦が張り付けてあって、西洋のお洒落な一軒家のような趣が可愛い。
端が折れてしまった平板に描かれた焼き文字の筆記体は、読まなくても[ソレイユ]と知ってる。
神君にも美味しいんだって言われて、前に一度二人で訪れた事が有った。
今日は神君と一緒じゃ無いんだよなぁ…。
マコさんが軽木で出来た扉を開けると、厨房の奥から奥さんが微笑みながら現れた。
夫婦二人で切り盛りしてるって神君は言ってた。頬は少し丸みを帯びているが、其処に愛嬌を含んだ感じの良い奥さん。
外壁の下半分だけに屋根と同色の、赤茶色な煉瓦が張り付けてあって、西洋のお洒落な一軒家のような趣が可愛い。
端が折れてしまった平板に描かれた焼き文字の筆記体は、読まなくても[ソレイユ]と知ってる。
神君にも美味しいんだって言われて、前に一度二人で訪れた事が有った。
今日は神君と一緒じゃ無いんだよなぁ…。
マコさんが軽木で出来た扉を開けると、厨房の奥から奥さんが微笑みながら現れた。
夫婦二人で切り盛りしてるって神君は言ってた。頬は少し丸みを帯びているが、其処に愛嬌を含んだ感じの良い奥さん。