なんでも屋 神…第二幕
満足そうに笑みを浮かべ頷く神堂。俺としても兄ぃが撃たれたのだ…面倒だがそれも仕方無い。
「難しい事は何も言いません。ノリには俺の仕事を手伝って貰って、それ以外の人達は各自待機…それが兄ぃからの言伝です。」
実際に兄ぃもそうしようとしていた。だから俺も少し悩んだが、神堂の意見を聞き入れたのだ。それが何より楽な選択でも有る。
「そうですね…一つ付け加えるなら、また兄ぃを狙わないとも言い切れませんので、半日ずつ二人一組で兄ぃの警護をお願いしたい。五組作れるから、二組に休息がとれる…その連絡役を一人余った赤城さんにお願いしたいのですが、良いですか?」
些細な役職だが、これで赤城の不満も少しは収まるだろう。その証拠に、先程よりは幾分表情が柔和に成っている。
兄ぃが[谷口医院]に運ばれてから、かれこれ二時間近くが経過していた。
事実上、組の運営を取り仕切る頭が不在となってからにしてみたら、持ち直しとしてはかなり早い方と言えるだろう。
「難しい事は何も言いません。ノリには俺の仕事を手伝って貰って、それ以外の人達は各自待機…それが兄ぃからの言伝です。」
実際に兄ぃもそうしようとしていた。だから俺も少し悩んだが、神堂の意見を聞き入れたのだ。それが何より楽な選択でも有る。
「そうですね…一つ付け加えるなら、また兄ぃを狙わないとも言い切れませんので、半日ずつ二人一組で兄ぃの警護をお願いしたい。五組作れるから、二組に休息がとれる…その連絡役を一人余った赤城さんにお願いしたいのですが、良いですか?」
些細な役職だが、これで赤城の不満も少しは収まるだろう。その証拠に、先程よりは幾分表情が柔和に成っている。
兄ぃが[谷口医院]に運ばれてから、かれこれ二時間近くが経過していた。
事実上、組の運営を取り仕切る頭が不在となってからにしてみたら、持ち直しとしてはかなり早い方と言えるだろう。