なんでも屋 神…第二幕
「おぉ一葉…あれ?」



俺が気付き一葉に手を振ろうとした時には、此方に背を向けて走り去って行く一葉…。



どうしたんだ彼奴…追い付けないような距離でも無かったが、鳴り出した携帯の方を優先させてしまった。



「なんだ、ノリか。何か分かったのか?」



そんな事をノリと話している内にも、徐々に小さくなっていく一葉の姿…もしかしてあんな嫌みの笑顔に勘違いしたとか…?



「[狼我會]のシノギが掴めた。これから事務所に戻って話すけど、今何処に居る?」
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