なんでも屋 神…第二幕
第十三章
「おいおい、大丈夫かよ。」



朝一で陸運局へと走ってきたノリは、左腕を包帯で吊った俺を見るにつけ、深い溜め息と困惑の表情を露わにした。



「無敵のスーパーマンなんかじゃないんだぞ。怪我ぐらいするさ。尤もこの大袈裟な包帯は、明日に向けて大事にしてるって意味だ。」



ノリが転がすベンツの車内では、俺が納得する答えをノリは持って来た。


これから向かうは[神堂組]の事務所。



明日の予定について神堂を交え、主な奴を集めての会議の場を設けた。子飼い達は、俺の付き添い人の立場を取る。



暫くして到着した[神堂組]事務所の前には、萩を始めとして、柄の悪い組員達が神堂の到着を緊張を胸に、今か今かと待ちわびていた。
< 263 / 344 >

この作品をシェア

pagetop