なんでも屋 神…第二幕
ピラミッド式に吸い上げられた上納金は、兄ぃの手腕によって潤沢な資金と成り、裏社会での[神堂組]の地位を盤石な物に確立していく。
それにより、下部組織は[神堂組]の金看板を盾にして、シノギに精を出せる。
全てはそうして回っているのだ。
「決行日は明日。俺とノリは別件で動きますが、皆さんは夜から行動開始として、神堂さんにも一役買って頂きます。」
それから冷たいテーブルの上に地図を広げ、それぞれの人員配置を済ませ、細やかな打ち合わせを行う。
各が要領を得るまで重点を話し合い、それぞれが自分の役目を確認したが、神堂だけは肉厚な瞳を細め、眠っているように腕を組んでいた。
「全ての説明が終わった所で、少しばかり神堂さんと二人で話したい。他の人は外で待っていてくれるようにして貰えませんか?」
それにより、下部組織は[神堂組]の金看板を盾にして、シノギに精を出せる。
全てはそうして回っているのだ。
「決行日は明日。俺とノリは別件で動きますが、皆さんは夜から行動開始として、神堂さんにも一役買って頂きます。」
それから冷たいテーブルの上に地図を広げ、それぞれの人員配置を済ませ、細やかな打ち合わせを行う。
各が要領を得るまで重点を話し合い、それぞれが自分の役目を確認したが、神堂だけは肉厚な瞳を細め、眠っているように腕を組んでいた。
「全ての説明が終わった所で、少しばかり神堂さんと二人で話したい。他の人は外で待っていてくれるようにして貰えませんか?」