なんでも屋 神…第二幕
「儂の餌を取るだけでは飽きたらず、それを儂の目の前で捨てると言うのか?」



神堂の形相はまさに怒髪天を突く勢い…。



金の卵を生む鶏を殺そうとしている俺の姿は、ヤクザからみれば蔑視に値するだろう。



「何を言っても、最終的にはそうなるでしょう。その通りです。」



神堂が廊下に向かって一声上げれば、俺など一息に殺される…。



だが、あっさり引き下がるぐらいなら、迷わず此処で死を選ぶ。



「上に立つのも退屈なものでな、今じゃ儂と話しをする奴すら居らん。あの黒沢でさえ、杯を交わしてから儂に意見を言わなくなった。昔に居たとすれば、お前の父親ぐらいだったな…。」



…俺の親父はヤクザ?



昔と言う事は、既に死んでいる?



次々に疑問符が浮かび上がり、俺の脳内は飽和状態と成った。
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