なんでも屋 神…第二幕
「いや、予定を変更する気は無い。俺の事は大丈夫…少し肩が痛んだだけだ。それより、昨日の二人は何か話したのか?」



昨日俺と一葉を襲ってきた三人の内、倒されて取り残された二人は、俺が谷口の爺の所に行っている時、入れ違いに赤城が身柄を引き取っていった。



「未だ口を割ってないみたいだが、まぁ赤城の兄貴分が締め上げてるから、時間の問題だろう。」



…そんな悠長な事を言っている時間は無い。



赤城も、口を割らせる為にあの手この手を使ったはずだ。それでも口を割っていない事実の方が重大…。



「今二人を見張ってる奴に電話を繋いでくれ。」


本来は兄ぃをガードする為に組んだ三人一組は、見張りを行う手間が増え、半日の休みしか与えられずにいた。
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