なんでも屋 神…第二幕
油紙で作られたような茶色い袋の中には、深い彫りが入ったゴツめのシルバーリングが一つ。
一輪の薔薇の背後は、炎が燃えているようだった。
「顔出せって、お前の店にか?」
何も言わず首を縦に振る奏は俯き加減…クラブのイベンターをしていた奏は、半年程前何人かの出資者と共に、共同経営で奏プロデュースのclubを立ち上げた。
レセプションパーティでは、同じ出資者の伝手を頼り、芸能人や人気ラッパー等を呼んで盛大にやったらしい。
奏が一からプロデュースしたclub[four-rose]の名は、中高生からクラブ好きな若者の間で一躍有名になった。
「そのリングをしてればVIPまでフリーパスだ。勿論、一葉ちゃんも来て良いよ。女の子は誰だってタダだから。でも神と一緒じゃないとVIPには入れないから注意してね。」
一輪の薔薇の背後は、炎が燃えているようだった。
「顔出せって、お前の店にか?」
何も言わず首を縦に振る奏は俯き加減…クラブのイベンターをしていた奏は、半年程前何人かの出資者と共に、共同経営で奏プロデュースのclubを立ち上げた。
レセプションパーティでは、同じ出資者の伝手を頼り、芸能人や人気ラッパー等を呼んで盛大にやったらしい。
奏が一からプロデュースしたclub[four-rose]の名は、中高生からクラブ好きな若者の間で一躍有名になった。
「そのリングをしてればVIPまでフリーパスだ。勿論、一葉ちゃんも来て良いよ。女の子は誰だってタダだから。でも神と一緒じゃないとVIPには入れないから注意してね。」