なんでも屋 神…第二幕
俺と一葉が入ってきた扉とは別の扉が右側に有り、それは店の中やステージ裏から直通しているのだろう。
その扉と対面するようにソファに腰を下ろすが、スプリングが柔らかすぎて、隣に座る一葉の身体が自然と俺に凭れ掛かる。
「悪い、待たせたか…それとも、もう少し遅れた方が良かったか?」
謝罪に合わせた絶妙な嫌味混じりで登場した奏は、先程迄のラフな格好とは違い、白のスーツにその身を通していた。
「クエルボで良いよな?仕事の話しはドリンクが来てからにしよう。」
クエルボ…アルコール度数四十度のテキーラ。ドリンクが来てからと言う奏の提案には賛成。話しが頓挫してしまうのは、出来るだけ避けたい。
その扉と対面するようにソファに腰を下ろすが、スプリングが柔らかすぎて、隣に座る一葉の身体が自然と俺に凭れ掛かる。
「悪い、待たせたか…それとも、もう少し遅れた方が良かったか?」
謝罪に合わせた絶妙な嫌味混じりで登場した奏は、先程迄のラフな格好とは違い、白のスーツにその身を通していた。
「クエルボで良いよな?仕事の話しはドリンクが来てからにしよう。」
クエルボ…アルコール度数四十度のテキーラ。ドリンクが来てからと言う奏の提案には賛成。話しが頓挫してしまうのは、出来るだけ避けたい。