告白
なんか、いいかも塚本くん。


最初は腕捕まれて、印象悪かったけど、今はどんどん良くなる。


これから高校三年間一緒。

うん、いいかも。


きらりの事はあるけど。


きらりが塚本くん好きになるかは、知らないけど。


友達になれるといいな。


きらりがふったら無理かな。


「どうした。
一緒に食べるのいや?」


黙っていた私を見て、嫌がってると感じたみたいだ。

「嫌じゃないよ。
一緒に食べたいよ」


「そう?
ならいいけど。」


まんまり信じてない顔だな。


「高校行ったら、一緒に食べようよ。」


塚本くんの目を見て、しっかり答えてみる。


「ああ、そうしような。」


うわ、笑顔。


なんか、可愛いかも。


「残念ながら、私も一緒よ。」


きらりがクスクス笑う。


「わかってるよ。」


ぶっきらぼうな塚本くん。

態度が悪いのは、てれてるからだよね。


それはわかるけど、きらりの『残念』って何?


何が『残念』なの?


塚本くんにとって、うれしい事なのに、なんで?


でも、きらりと塚本くんはわかってる会話だよね。


あー、よくわからない。
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