ベリークラッシュ
「はじめまして」
「おはよう千柚!」
「おはよーう!」
暖かくて優しい風がわたしのプリーツスカートとすこし明るくなった巻き髪を揺らす
うしろからわたしを呼ぶ声が聞こえてきて振り返れば、中学生のころからずーっと仲がいい歩実が手を振りながら走ってきていた
歩実は茶色いボブヘアの明るくてかわいらしい女の子
中学生のころ同じクラスになったのがきっかけで仲よくなった
「まさか高校まで一緒になるとはねー」
「一緒に行こうって言ったのは千柚じゃん」
ついこのあいだ中学の卒業式で2人で泣いたばっかりなのに、いまはもう同じ制服をきて、同じ学校の入学式に向かってる
「同じクラスだといいね!」
「ほんとだよーわたし人見知りだし、歩実いないとい・や・だー!」
「あらあらかわいいこと言うね~」
歩実はぽんぽん、とわたしの頭を軽く撫でて笑う
ほんとは歩実のほうが背も低いし、誕生日だってあとなのに、いつもいつも歩実には頼ってばっかりだったんだ
「おはよーう!」
暖かくて優しい風がわたしのプリーツスカートとすこし明るくなった巻き髪を揺らす
うしろからわたしを呼ぶ声が聞こえてきて振り返れば、中学生のころからずーっと仲がいい歩実が手を振りながら走ってきていた
歩実は茶色いボブヘアの明るくてかわいらしい女の子
中学生のころ同じクラスになったのがきっかけで仲よくなった
「まさか高校まで一緒になるとはねー」
「一緒に行こうって言ったのは千柚じゃん」
ついこのあいだ中学の卒業式で2人で泣いたばっかりなのに、いまはもう同じ制服をきて、同じ学校の入学式に向かってる
「同じクラスだといいね!」
「ほんとだよーわたし人見知りだし、歩実いないとい・や・だー!」
「あらあらかわいいこと言うね~」
歩実はぽんぽん、とわたしの頭を軽く撫でて笑う
ほんとは歩実のほうが背も低いし、誕生日だってあとなのに、いつもいつも歩実には頼ってばっかりだったんだ