赤い愉楽
あの事件以来
見せたことのなかった


笑顔を
怜奈は取り戻した。


「やっぱり思った通りだ」


奥田が笑いながら言う。


「何が?」


相変わらず子供のようにはしゃぐ怜奈は
不思議そうに尋ねる。


「やっぱり思った通りだ。


あなたは笑った顔が
一番素敵だ」
< 107 / 377 >

この作品をシェア

pagetop