赤い愉楽
「いい眺めだ」


奥田はそう言って
棚からバーボンを取り出し

グラスに注ぐ。


グラス越しに歪む
怜奈の姿を楽しむように眺めながら


奥田はバーボンを一気にのどに流し込んだ。





「あなたが本当に私を好きに
なってくれるなんて


これっぽちも期待していなかった。


ただ私は…」



縛られた怜奈に奥田は近付き
髪の毛を持って

怜奈の顔を持ち上げる。


「あなたを私の人形にしたかった。
もうあなたは逃げられない。


一生あなたを監禁して差し上げましょう」
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