赤い愉楽
卑屈になり背中を丸めて歩くようになった。



喋らなくなった。
笑わなくなった。



自分より弱い者を見つけて
そいつにストレスを全部ぶつけた。



要するに僕はネガティブクソ野郎になってしまっていたんだ。




授業中シャーペンを落とすだけで殴られる。
殴られた腹いせは先生に直接ぶつけることもなく



隣に座るモヤシ野郎のシャーペンをわざと
落とすことで自分の精神のバランスを保つってわけだ。

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