赤い愉楽
大粒の雨が降り出した。



それでもエミは頭を抱えて
校庭から動こうとしない。



「大丈夫か?濡れちゃうぞ」



そう言ってもエミは動かない。
肩を触るとかすかに震えている。




遠くでまた雷が落ちた。




その瞬間エミは叫び声を上げる。
髪の毛を掻きむしる。




叫び声をあげて半狂乱になったエミは
校庭を転げ回った。


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