赤い愉楽
顔を腫らして
眼の中から光が消えた奥田。


まさにここは地獄の地下室だった。


「ワ…ワタヌキさん
れ…怜奈さんは元気ですか?」


怜奈と言った瞬間
また顔をけり上げるワタヌキ。



手下たちも
それに倣うように


鬼軍曹に向かって
暴行を始めた。


肉を撃つ乾いた音が
部屋の中に響き渡る。


リンチを食らった二人は
もう虫の息だった。

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