赤い愉楽
「ここで殺人事件があったでしょ?」


殺人事件という言葉に反応するマスター。


苦虫をかみつぶしたような表情。


「この街でそんな事件は珍しくもないんだよ。
さあ、帰ってくれ」


「まって!」


怜奈は必死な表情。


「教えてほしいんです!」


そう言う怜奈にもマスターは冷たい表情。


「俺は何も知らない…」
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