茜ヶ久保マリネの若気の至り
皮膜を刃代わりにして私に襲い掛かってくるサハギン達。

しかし。

「フン」

鼻を鳴らして、私は目前で海刀神を軽く振るう。

途端に私の体を包むように海中で渦が発生!

サハギン達は襲い掛かるどころか、渦によって私に近づく事すらかなわなかった。

海刀神を利用した水の障壁。

魔法を使う者ならば当然習得している技術だった。

「この人魚の女王に魅いられて、逃げ仰せられると思って?」

右手に握った海刀神を引き付けるように構え、私は恐れおののくサハギン達を凝視する。

「海の藻屑と還りなさい」

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