SHINING
教室の窓際後ろの席から
ぼんやりグランドを見るとはなく頬杖を付き眺めている。

「嘉瀬君?」

「ん?」

呼び掛けに反応は見せるが

「授業終わったよ?」

振り向こうとしない慶吾に苦笑し

「帰らないの?」

慶吾の前に屈み込む。

「ん?…あぁ…まぁ…」

相変わらず鈍い反応の慶吾は、

「帰ってもすることねぇしな…」

グランド狭しと走り回る部員達を唯視界に映していた。

「嘉瀬君って不思議…」

「何が?」

「学校にも授業中も興味なさそうなのに抜けたりしないし…」

「…嗚呼。
…そんなの決まってんじゃん。
行かせて貰ってる立場なのにさ…サボれる訳ないだろ」




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