SHINING
ムッとした表情で

「まだ学生なんで芸能活動は…」

「ご心配なく!
プロを用意してますから彼女だとバレることは先ずあり得ません」

「衣装は?」

慶吾の言葉に
通路から数着の衣装をぶら下げた可動式ラックが持ち込まれる。

「先ずはこちら…」

特に代わり映えのない
白いビキニ

「こちらはスタンダードですので…出来ればこちらを…」

ブーツに耳がセットの
しっぽ付き豹柄ビキニ

「ああ!これで女豹のポーズね」

「いや流石だな!よくご存知で」

「却下!他は?」

「これはインパクトデカい!」

男は得意気に出した。

「何だこれ?ただの紐じゃん」

「女性の間では紐パン紐ブラが
ブームらしいですよ?
下着の線が気にならないとか」

「他は?」

「他と言われましても…」

何着かの衣装を選ぶ。

「相談しとくから取り敢えず全部置いてって…」


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