―黒蝶―




「俺らのチームに入んないか?」



―――これは駆け引き。

アタシが黒鳥に入れば、秋葉にばれない。

でも、アタシが入らなければ、秋葉にばれる…



彼は最初からコレが目的…



「…っ」

「別に焦らなくていいよ?」

「え」

「一週間時間をあげる。考えな?それまでの間、一切雷蝶には近づかない」



彼の目は本気だった。

どうしよう…何が正しい選択?


秋葉のために…蓮のために…



悩むアタシの目の前で、悪魔は綺麗に優しく笑った...
< 83 / 150 >

この作品をシェア

pagetop