pure love
なんとか四人で目的の場所にたどり着き、とりあえず店の中をグルグルと回った。

「ちょ、店回ってるだけやん!」夏が私にだけに聞こえるくらいの声で呟く。

「うん!ええやん!愛海十分楽しいんやけど」私がどうして?というように夏に伝えると夏にため息をつかれた。

「愛海はええがなー博也ととてつもなく気まずい!あいつのせいで」そう言いながら亮太のことを指さす。

「ぷっ確かに。痛いとこついたよな、亮太。すみません。うちの彼氏がしくじったことしてしまいました。」私はケラケラ笑いながら夏にそう話した。

私たちの視線に気づいた亮太が「え?何?」と驚いた顔をしながら近づいてきた。

「いや、来んでいいから。さっきのやつから挽回して」
夏が亮太の背中を押して私たちから遠ざける。

「え?!さっきのことってなんなん?」亮太と私と夏を交互に見ながら聞いてくる。

「お、こいつごまかしやがった」夏は私の後ろに隠れて亮太を睨んでいる。

「いや、夏、ほんまに分かってないみたいですわ」亮太は相変わらず分からないというような顔をしている。
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