pure love
テスト前だから午前中で終わる日だった。
私はいつものメンバーで校門の前で話こんでいた。
亮太が30m先にいるのが分かった。
私たちが付き合っていることを知っているのは数える程しかいない。
亮太も私に気付き周りを確認して大げさに手を振ってくれた。
私も確認して亮太へ笑顔を送った。
嬉しかった、二人の秘密の付き合いのような感じがして。
少しずつでいい、君と近づけたらいいなと思った。
(あっ、亮太帰った。)
何人かの男子と自転車で帰っていくのが見えた。
亮太と二度と会えないわけじゃないのにすごく寂しくなった。
私たちは一向に帰ろうとせず結局2時間も喋っていた。