不器用な僕等の唄を
イヤホンから耳に音楽を流す。
それは、の独りきりの場所。
紘波が作った曲を何度も聞く。
あいつは、根元が音楽なんじゃないかと思うほど優れている気がするのはあたしだけだろうか。
作曲なんて誰もかれもが出来るものではない。
あたしなんて、考えれば考えるほど何処かで聞いたようなメロディーしか出せない。
天才だ、と褒め称えるのは少し癪だから何も言わないでおく。
そんな『ある意味天才』が作った曲に、歌詞をつけるのは中途半端にはしていられない。
やっぱり、失恋歌にしようか。
…それしか書けない自分がいる。