ティーン・ザ・ロック
嘘とか強がりなんかではなく、今は心からそう思っている。
私が泣くと、皆も辛くなるのを知っている。
彼らだって辛くない筈はないのに……。
だから、もう、泣かないって決めた。他人の事では涙を流す時もあるだろう。
でも、自分を慰める涙はもう必要ない。
私が泣かなくても、他の人達が泣いてくれるから。
それだけで私は救われた気持ちになれるから。
「ご両親は、強い娘を持てた事、さぞかし誇りになさっていたでしょうね…。
…私も一応は親だから分かるの…。
あなたは本当に愛されて来たのね…」
「……はい…!!」
人を愛して、愛されて。
その連鎖で人間は生をなして行く。
愛無しでは何も育たない事を学んだから。
きっと、あたしは、両親の様になって見せるんだ。
人に愛され、…裏切られても、それすら受け入れてしまう人に。
今、周りに溢れる愛情達が、きっとあたしを成長させてくれる。
「……改めて、お茶にしましょう。
葉瑠さん、またお手伝いして下さる?」
「…はい。勿論」