AVENTURE -君の名前を教えて-
「さ、ほら」

お兄さんが10数え終わったところでぽんと背中を押された。


ま、とりあえず、騙されたと思ってやってみてもいいか。


言われた通り深呼吸をする。

「頑張って!貴女の運命が大きく変わる出会いが待ってるハズよ!」

お兄さんに言われて、私は少し照れながら笑った。

「ありがとう。行ってみる」

お礼を言うと、私は小さく頭を下げた。

にっこりと笑って手をふるお兄さん。
ほんのちょっとだけ期待を胸に、私も手を振り返しながら広場へと向かって歩きはじめた。



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