狼クン達のオリの中【完】
あたしを抱き上げ、カーテンを開け、ベットに下ろす。






「場所とか。
時間とか。
関係ないし?」



「へ?」




甘く。
でも、どこか切ない綾瀬涼の瞳にくぎ付けになる。





綾瀬涼は目を伏せ、ちょっと薄くて形のいい唇を、あたしに近づける。




「な・・・何する・・」



「へぇ・・。
こんな時に、そんなこと言っちゃうの?」



にこりともせず、意地悪そうに顎を上に向ける。




「だって・・。
あたしは、薫の彼女・・」









続きが言えなかった。
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