狼クン達のオリの中【完】
うろたえるあたしを尻目に、テキパキこなし、あっさり言う。




「次は着替え。
更衣室に行こう」



そして、またあたしを抱き上げようとする。



「いいよ!!
もう、大丈夫だし・・」



綾瀬涼の手を振りきり、立ち上がる。




でも。




「い・・痛っ・・。
きゃっ・・・」



よろけたあたしを。



綾瀬涼の胸が包み込む。





「君。
わざと?」



からかうように言って、唇の端を歪ませる。




「ち・・・違う・・」



あせるあたしを余裕の笑みでかわし。




「オレが本気になるって、どういうことかわかる?」



「え?」
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