青春☆スレイヤー
「紬ちゃんて、何でそういう服着てんのー?」
――ちっ、と舌打ちしそうになった。
だって、あれはスレイヤーである三神の制服みたいなもんで。
いきなり三神の正体に触れるようなことを聞くなんて…。
そんな心配をよそに、三神は顔色一つかえない。
…もとい、完璧に無視した。
「つ、紬ちゃん冷たいなぁ~…」
結構ナンパで女の子にも受けがいい翔太でさえ、
(顔だってまあまあいい…)
しっかりフラれたようだった。
…まあ、そこが俺の気に入ったところでもある。