涙の宝器~異空間前編
ついにエンジェルはキョトンとなってしまっていた。

「気のせいですよね。ごめんなさい」

「いえ」

「…………。」

しばらくして彼女の元へ女がやってきた。
女に手を振って迎えた。
楽しそうに再開を楽しんでいた。

その時、涼は突然に偏頭痛に襲われた。
そして、ノイズ掛かった女の様々な表情が写りこんだ。

「麻衣」

エンジェルに向かって強く言い放った。

「え?」

エンジェルは涼を見た。
連れの女は不思議そうに彼女を伺う。

「麻衣どうしたの?」
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