涙の宝器~異空間前編

【渋谷】


すっかりの夜。
センター街。

嫌な思い出が頭を駆け巡る。
あいつらだ。
あの日、涼は一人でセンター街を歩いていた。

【渋谷での過去】

人混みの群れに苦戦しながらも何とか歩き回っていた。
しばらく歩いていると声をかけられた。
振り返ると若い女が立っていた。

「マジ?」

その女は言うまでもなく顔立ちがよかった。
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