涙の宝器~異空間前編
その後、ミコから電話があった。
今日は色々あって独りになりたいらしい。
俺はそれを尊重して電話を終えた。
ミコに「何かあった?」とメールを送った。
返信が返ってきた。
「大丈夫」とだけだった。
今度の祭りに会おうと再び送信した。
返信にはゴメンとだけだった。
それ以降、しばらく連絡を取ることはなかった。
以後、連絡を取ったのはそれから半月後だった。
ミコから電話がかかってきた。
俺は久々の懐かしい声の感触に、体全身が身震えした。