涙の宝器~異空間前編
すると、小さな箱が出てきた。
中を開けると、リモコンのような機械が入っていた。
ポチッと何かのボタンを押す。
運転手は懐中電灯を足元に当て、二人は五歩ぐらい下がった。
土が盛り上がり小さな扉が現れた。
運転手に続いて私も中に下りた。
どうやらこの中は監獄みたいだった。
運転手に付いていくと、階段に差し掛かった。
下りていった場所は地下の一階。
懐中電灯が何かを捉えた。
誰かが立っている。
後ろ姿のその人はとても大柄だった。
「お待たせしたね」