お伽話をキミに。




とはいえ、事実だしな。

本当軽かった。

ちゃんとご飯食べてんのかな…この子。




「そんなっ!!お世辞なんて言っても何も出ませんよ!?それより…本当に…背中とか痛みません?」




俺の言葉にブンブンと首を横に振って否定する彼女。


…別に、お世辞とかじゃなかったんだけど…


そう思いながら彼女を見れば、いくらか和らいだその頬にほんのりと赤が差していて。




…わ…なんか……可愛い…



首振るたびに揺れる髪とか、ちらっと見える白い首筋とか……えろい、よな……




…………って、俺今何考えてたんだよ!?




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