Re:
「お、遅かったな。待ちくたびれたぜ?」

笑顔で迎えてくれた屋上で待つチュウ

「今日は風があんま無いし、じっとしてると結構あったかいぞ。」

お気に入りのカフェオレを飲みながら

待ちきれなかったのだろう

サンドイッチを頬張っていた。

「ごめん……」

僕は弁当を持ってチュウの隣に座る。

「……あー…」

少し、気まずそうにチュウは言葉にした。

「いや、別に謝るほどでも。」

「…卵焼き、食べるよね?」

お弁当箱を開けると

食べ物の匂いがした


ふたを少し開けた時


僕の視線に入ったものは

ご飯でも

おかずでもなく






ゴミが詰め込まれていた
< 104 / 259 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop